ぶっ飛ばして揺れる!福井鉄道の臨時急行レトラムに乗る!

前回は勝山永平寺線に乗車し勝山駅に動態保存されているテキ6形を見ました。

その続きです。

 

折り返しの福井行きで福井市内へと戻り福井駅の2駅前の駅、

福井口駅三国芦原線に乗り換えます。

ここ福井口駅はえちぜん鉄道の拠点となっていてえち鉄本社と車両基地があります。

福井駅が高架になる前は複数のホームがある規模の大きな駅でしたが、

高架化させてからは簡素な造りの1面2線島式ホームがあるだけです。

 

また、運転士やアテンダントの乗務交代もこの駅で行われます。

と、いうことで短い乗換時間で三国港行きの列車が到着です。

2両編成の7000形に対して、コチラは1両編成の6000形です。

こちらの車両も新しそうに見えますが、

愛知環状鉄道の車両で昭和62年製造と決して新しくは無いんですね。

古さを感じないのはメンテナンスが行き届いているからなんでしょうかね。

 

三国芦原線田原町駅から三国港駅の間が記憶のある範囲での乗車が無いのですが、

時間の都合から最後に回し、田原町駅で降ります。

田原町駅に到着しました。吹き出しの付いた駅名板がなんともいい感じ。

・・・

というか・・・

すっかり変わってる!!!

いや~田原町駅の大変貌はTwitter等で知ってはいましたがドコココ!?状態ですね。

自分の知っている田原町駅はといいますと、、、

 

こんな時代。いやいつの話なんだ。って。

2006年ですけど、10年前ですけどナニカ。

 

この当時は、まだ名鉄傘下でやっとのこっさで名鉄の御下がり路面電車を導入して

低床化とか言っていた頃なんで時の流れは凄いものです。福鉄の大型車も残す僅かに。

 

こんな綺麗な新型車両を導入しちゃって、って感じですね。

 

武生へ行くならコレに乗ってった方が早いんですが、

後ろに小さく見えるあの子に乗ります。

 

下記の記事でも乗車していますが、武生まで乗り通してみたく再乗車です。

 

なんか後ろで出番を待っているようで少し可愛い。

 

青フクラムはえち鉄との接続待ちで2,3分程遅れて出発。日常茶飯事みたいですね。

今後のダイヤ改正で改善はするかと思いますが。

さて、やっと出番が来たのにも関わらず

えち鉄からの乗換客を前の青フクラムが乗せていき人気の無いホーム

レトラムが入ってきました。ヒドイ

 

 

まぁ、結局

土休日限定の臨時列車のレトラムの存在ってこんな感じなんですよね。ウン

福井駅から田原町までの区間運転が大半を占めるなか

入庫も兼ねた田原町から武生まで直通する急行列車です。

ワンマン装置が付いていないため車掌が乗務しています。

ステップも自動で可動しないため車掌が手動で毎回ドア扱いを行っています。

 

前の青フクラムが数分遅れて発車したため、この列車も少し遅れて発車。

列車無線の機器が付いていないようで携帯電話を使って指示を受けていました。

ただ、一般客からの人気は薄そうですが個人的にはメッチャ楽しい!

この独特の走行音に揺れ

車内の自動放送も設置が無いため

先ほどドア扱いとステップを出していた車掌が

大声をあげて停車駅と次の駅を案内。

それが福井弁なのが個人的には懐かしくてホッとするよ(^^)

 

ちなみに前方にLCDが設置されていますが次駅の案内などは無く

「ご乗車ありがとうございます」「臨時列車レトラムです」といった

簡素な案内のみしています。必要あるのかと疑いたくなる感じ。

 

福井駅では先ほどの青フクラム遅れに伴い、

臨時列車で身分の低いレトラムは10分程停車。

人気の薄いとは言いましたが、子供受けは良いようで

親子で写真を撮ったりした様子が見受けられました。

足羽川を超え、暫くすると専用軌道へ入ります。

ここから先は、急行運転となり主要駅以外は通過となるのですが

路面区間とは打って変わってかなりスピードを出します!

 

本当にメッチャクチャ揺れます!

 

動画を撮影すれば良かったと後悔するくらい揺れます。

っていうか動画が撮影できないくらいにぶっ飛ばして揺れます

ブログを書いている途中にもまた行きたいなと思ってしまう自分がいますが、

是非、レトラムも乗車してみてください

その時には、急行運転区間(赤十字前~越前武生)も併せて乗車することを

強くお勧めします。

 

なお、レトラムは冷暖房の設備が無いためから

夏と冬は運休。のみの運行です。ご注意を。

ということで終点の越前武生駅に到着です。

大型ショッピングセンター「ベル」の最寄駅、その名も『ベル前』から乗車がありましたが、

それ以外は降りていく一方で越前武生に着く頃には2,3人程度しか乗っていませんでした。

しょっちゅ故障して運休しているレトラムですが、海外製から維持費も相当かかっていそうで

このまま運転が継続できるかどうか心配なところもあるんですが、

頑張って欲しいところです。

 

ということで、福井市内は大きく変わっても

この駅は駅名が変わっただけで大して変わっていませんね。

 

次回は、少し戻ってまた武生に戻って、元名古屋市営地下鉄の車両に乗車します。ウン

えちぜん鉄道”勝山永平寺線”とテキ6形を見る!

前回、福井まちなか周遊バスというどこかで聞いたことのあるようなネーミングの

バスに乗った自分は福井駅まで戻ってきました。

今度は、えちぜん鉄道に乗車します。

地元では『えち鉄』の愛称で親しまれていますが、

当初の計画では九頭竜川に沿って走ることから「くずりゅう鉄道」となる予定でしたが、

それでは略すと『くず鉄』になってしまうことから現在の名称になったとか。

 

高架化した、えち鉄の福井駅もスッカリ馴染んでいますね。

(地上時代のえちぜん鉄道福井駅 2015年10月撮影 コチラの記事より)

写真を撮り忘れましたが地上の旧駅舎は解体されていて更地になっていました。

ちなみに現在のえちぜん鉄道の駅は将来、北陸新幹線の駅舎となり

地上駅舎のあった場所に新にえちぜん鉄道の高架駅が作られる予定になっています。

つまり、えちぜん鉄道は3回場を移動することになるんですよね。

 

入線してきたのは、かつてJR飯田線を走行していた119系を改造した7000系

外形を見ても当時の面影がありませんね。

昭和57年製造で国鉄時代の車両には到底見えませんが、

車内のレイアウトは、まさに国鉄型。 

モケットが変えてあるので古臭さはあまりしませんが。

 

(以下、勝山駅折り返し時に撮影)

お手洗いについては撤去され、このような少し変わったスペースになっていました。

どこか古臭さを感じ、でもそこまででもない。なんだかよく分からない車両です。

なお・・・

運転台に関してはえち鉄仕様、及びワンマン装置が付けられた他に大きな変化は無く、

国鉄臭のする緑色の運転台が現役です。

勝山永平寺線福井市福井駅から勝山市の勝山までを結ぶ

全長27.8km、全23駅の路線で営業係数は(全線合わせて)139.9となっています。

 

かつて、2003年までは京都で嵐電の運営をする京福電気鉄道が運営していましたが、

経営不振から半年間に2度も電車同士の正面衝突事故を起こし、

国土交通省から運行停止を命じられ事業困難から

県や沿線自治体、銀行などが出資する第三セクターえちぜん鉄道に事業を譲渡して

現在に至る形で、この話だけで1冊の本になることです。(実際に本になっています)


えち鉄と言えばアテンダントが乗務することで知られていますが、この列車にも乗務。

運行自体はワンマン運転になっていて、運転士がドア扱いを行い、

主な放送も自動放送で、それをアテンダントが補助するような形です。

 

途中の無人駅から乗車してくる客に乗車券を発券するのもアテンダントの仕事です。

地方鉄道のワンマン運転だと運賃の取りこぼしが多そうですが、

この方式では少なくできそうですね。

 

車内から外を見下ろしてみると新なえち鉄の福井駅の橋脚が出来てきていました。

福井駅前の街並みもまた変わりそうですね。

なお、新幹線開業は2022年の予定です。

 

疲れから少し寝てしまい道中の記憶が飛んでいるんですが、なんだかんだで

終点の勝山駅に到着。ホームの床面に足跡がありますが、

福井と言えば恐竜。福井駅前でも恐竜が毎日のように鳴いていますが、

 

勝山には県立恐竜博物館があり、その道しるべのようですね。

 

駅前から恐竜博物館へは、

少しわかりにくいですが恐竜なラッピングが施されたバスで。

なお、自分は特に興味がないので、このまま勝山駅で折り返し列車を待ちます。

勝山駅の駅前にはこんな展示が。

テキ6形と呼ばれる電気機関車1920年製造と歴史ある車両です。

 

これを見て思い出しました!

自分が福井に住んでいたのは10年程前の事になるんですが、

その当時に開催されたえち鉄のイベントでコレを見たんですよ。

 

家に戻り当時の映像を見てみると・・・

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映っている!

2006年10月の鉄道の日を記念して三国港駅で開催されたイベント。

このときは既に現役は引退していて本線上で動態保存されて

このようなイベント時などに動かしていたようです。

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映像を見ていくと、左手にテキ6形

そして、眼鏡橋から営業車が。そのすぐ近く線路内で撮影・・・

別に撮影している人がマナーを守っていないわけじゃなくて

このイベント自体、線路上で行われていて自由に歩けた記憶です。

多分、眼鏡橋付近まで歩いた記憶があります。(たぶん)

 

10年前の映像ですが、なんとも大らかさを感じますね。

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当時は普通に走っていた元阪神3301形(えち鉄2201形)も映像中にありました。

後ろには貨車を連結した状態。

車内には何やら色々と鉄道部品が置かれていましたが、

土休日を中心に車内を公開しているようです。

 そして驚いたのは、

架線がちゃんと張ってあるんですよ~

この架線、レプリカでは無くてそのまま・・・

営業線の架線と繋がっていて通電している状態なんですよ!

公開日には数メートルですが実際に動かすことができるようです。

現在でも動態保存されているんですね。スゴい。

 

 

と、いうことで福井から乗ってきた列車に乗り込んで再び福井方面へ戻ります。

 

次回はメチャ揺れるレトラムに乗車します。

【NEWS】乗りドク列車の"糸魚川快速"が廃止へ!

ども、こんばんわ、鉄道少年です。

 

リリースから少し遅れてしまいましたが、当ブログで1位2位を争う人気記事

 

この2本で取り上げた、糸魚川駅から新潟駅までを結ぶ快速列車が

来年3月のダイヤ改正により廃止されることが発表されました。

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http://www.jrniigata.co.jp/Scripts/press/20161216daiyakaisei-1.pdf

 

この列車に関しては上記の過去記事を見てもらいたいのですが、

この列車の廃止は、そこまで特にビックリするわけでも無く、

まぁそうか。って感じで納得できます。

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新幹線開業で特急北越が廃止され、その代替として設定された列車ですが

新潟県内の移動需要も少ないのかもしれません。

自分が新潟県新潟市に行ったことが無く推測の域で申し訳ないんですが。

 

僕がブログに最初の旅行記を上げた当時は糸魚川快速なんていう愛称も無くて

糸魚川と新潟を結ぶ快速列車と紹介していたのも懐かしい話ですね。

 

ただ、県内の移動がここまで不便になっていいのか?と思う面があります。

縦にとても長い県なので大変な点は多いかと思いますけども

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特急街道だった旧北陸本線も貨物列車を除いて2両やら4両やらと短い編成ばかりに。

えちごトキめき鉄道線内だと1両編成も!。衰退・・・

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並行在来線を切り離すのも個人的にはどうかと思うですけどね(';')

 

ちなみに沿線自治体としては存続してもらいたいらしく地元新聞記事には

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http://www.niigata-nippo.co.jp/sp/news/national/20161220297894.html

リンク切れが起こる可能性アリ

 

とありました。言うのは自由ですけどね。

需要のある季節臨時としてでも存続すればいいのですが。

 

あ、よくよく考えると485系最後ですか。

あと1回くらい乗っておくんだったと後から後悔する奴ですね。(';')

糸魚川快速も新潟まで乗り通したかったよ。

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あとはこのあたりだと

700系が”こだま”だけになったり、

高槻にサンダーバードが停車したり、

新快速がほぼ12両になったり、

北陸本線敦賀~金沢)の普通列車で日中ワンマン運転をしたり

細かな変化はあるものの大規模な改正は少なそうですね。

 

ただ、来年4月にはJR発足30周年を迎え、

各社様々な企画を練っているハズなので、それに期待しています。

 

 

 

 ということで、並行在来線になった北陸本線、最後の日を回った旅行記はコチラ。


 では、