廃止された専用道を走るバスに乗ってきた!

ども、こんばんは、鉄道少年です!

 

タイトルは変わっていますが一応、前回の続き

 

名松線復旧1番列車は対向列車の遅れによって松阪に12分程度遅れて到着。

予定の列車に乗り継げず、約1時間待ちぼらけ・・・

 

新車の匂いが濃いロングシートのキハ25系で亀山へ向かいます。

18きっぷでしたが伊勢鉄道に課金してもよかったのですが、

時間もあったので亀山経由で、亀山からは快速に乗り換え、

名古屋からは新快速に再度乗り換え、松阪から3時間程度で岡崎に到着。

岡崎駅前から福岡町というところまで向かいます。

この岡崎駅前の先から福岡町までの区間が「福岡バス専用道」となっています。

なぜ、専用道があるのかというと、話は明治時代までさかのぼり、

明治31年国鉄岡崎駅から岡崎市中心部まで結ぶ馬車鉄道が開業

大正元年には馬車から電気鉄道に変わり、順調に路線を延伸。

昭和16年名古屋鉄道と合併し路面電車名鉄岡崎市内線となりましたがその後

昭和37年路面電車からバスに転換され、

岡崎駅前~福岡町間は線路用地をバス専用道として整備されました。

名鉄資料館:岡崎市内線写真展 - 名鉄のオススメ | 名古屋鉄道

 

こんな歴史があり、現在まで福岡バス専用道は廃線跡をバスが走っていました。

しかし、時は2016年。

福岡バス専用道は区画整理事業等によって使うことができなくなり

3月末をもって廃止

ダイヤ改正前(専用道経由)の時刻表

 

また、バスは一般道を経由する路線に変更され減便されることになりました。

 

ダイヤ改正4月以降(一般道経由)の時刻表(平日)

さらには3月末までは名鉄東岡崎駅やその先、岡崎市内線時代の終点大樹寺方面へのバスが発着していましたが、4月からは全便がJRの岡崎駅前止めとなり、

東岡崎駅方面へは岡崎駅前で乗り継ぎが必須となり、

その分の運賃が実質値上げとなります。

 

そんな一見、デメリットだらけにも見えますが、

実際、この日(3月26日)に福岡町行のバスを待っていると

予定時刻になっても来る気配がなく、5分、10分、15分・・・

待ってられなくなりスマホでバスロケを確認。

1本目「21分遅れで運行中」

2本目「12分遅れで運行中」

と表示され大幅に遅れて運転していることが分かりました。

4月からは岡崎駅前で打ち切りになるので

大幅な遅れは出にくいのではと一定のメリットも感じます。

やってきたのは新型エアロスター

名鉄バスでは藤田保健衛生大学病院で何度か見かけましたが、撮影は初めて。

 

大幅な遅れで2台が団子状態でやってきたので後続車に乗車。

 

前面展望撮影しました!

後続2台目も岡崎駅到着時に15分遅れだったので

バス専用道をかなりの勢いで飛ばして走行しています( ;∀;)

運転士さんも大変で。。。

 

バス専用道と名はついていますが、専用道沿いに駐車場があったり

住民道路として使われているようです。

ただ、廃止後は私有地保全とやらの理由で柵を設置するみたいです。

動画中にも何度かその工事看板が出ていますよね。

終点の福岡町には約10分程で到着。

岡崎駅前からの運賃は190円と地方の路線バスにしては安い設定でした。

バス専用道といえばまだ旅行記にはあげていませんがこちらの旅行で

JR東日本気仙沼線BRTに乗車しましたが、BRTは専用道出入口に

自動開閉バーが設置されていて断固として入らせない感がありましたが、

気仙沼線BRTのバス専用道・一般道出入口

 

その一方で岡崎のこちらはというと、

犬の散歩をしている方がいたり、原付で走行する方がいたり、

フツーに散歩する方がいたり・・・と

地域に密着した雰囲気ですね。

ただ、名鉄バスからしたらフェンスを付けるくらいですから

不法侵入者と思っているのかもしれません。

 

途中の停留所付近では宅地工事が進んでいましたし

鉄道から続く歴史あるバス専用道が廃止されるのも時の流れなのかもしれません。

 

 

最初で最後の訪問となってしまいましたが、この改正がデメリットだけではなく

メリットのあるものになってほしいですね。

 

岡崎のバスといえば名鉄東岡崎駅のバスターミナルは

頭端式ホームの「ザ・バスターミナル」といった感じで古き良き雰囲気があります。

こちらも具体的な日程は決まっていませんが再開発で解体される計画みたいなので

記録はお早めに。

 

というわけで最後は違う話になってしまいましたが、

名松線&岡崎バス専用道とあっち行ったりこっち行ったりしてきました。

専用道は廃止されましたが、名松線は復旧していますので

是非、みなさんご乗車になってみては? 名張からの乗り通しもどうぞ!

 

 

では、

 

 

~参照~

名鉄岡崎市内線 - Wikipedia