津エアポートライン松阪航路に乗る!

ども、こんばんわ、鉄道少年です。

 

★この記事は以下記事の続きです 

 

先日の12月19日に廃止された

中部国際空港三重県松阪市を結ぶ

津エアポートライン松阪航路に乗りおさめてきました。

 

名鉄バスセンターからセントレアリムジンで中部国際空港までやってきました。

中部国際空港からは飛行機に搭乗するわけでは無く、名鉄電車に乗るわけでもなく。

高速船に乗り換えます

ここ中部国際空港からは三重県

津なぎさまち松阪港へ行く高速船が出ています。

空港本体からは少し離れていて人気の無い通路を通って高速船のりばへ行きます。

ちなみに看板上は高速船のりばの方がホテルよりも大きくなっていますが、

多分、ホテルへ向かう人のほうが何倍も多いと思います。ハイ

かつて中部国際空港からは

四日市と伊勢からも高速船が発着していましたが

どちらも5年以上前に廃止されています。

 

また、伊勢からは別の高速船も計画され旅客ターミナルも4億円かけ建設されたものの

運航会社が延期を申し出、2008年に一度も就航することなく撤退を表明。

一度も使用されることのないまま旅客ターミナルは2011年に8800万かけ

解体されるということが発生しています。

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ちなみにこの運航会社あのイタリア村を運営する会社と

同じグループで2008年には民事再生法の適用を申請し倒産と少しアレな会社です。

 

そんな中部国際空港から就航する波乱万丈な高速船たちのなかで残った津航路と松阪航路。

現在はこのように津行も松阪行も同じ会社(津エアポートライン)が運営していますが、ここにもゴタゴタが。

先ほどの旅客ターミナル横にはこのような建物が。

松阪特産の松阪木綿があしらわれた素敵な建物ですが、よく見ると、

松阪市セントレア旅客ターミナル

の文字が。

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実は当初、

津航路は岡山県両備ホールディングスが出資する津エアポートライン株式会社が。

松阪航路は熊本県の江崎汽船が主体となり設立した松阪高速船株式会社が

それぞれ運営する別会社で競合相手同士でした。

そもそも、津エアポートライン松阪航路の休止と、津航路への一極化に関する件によると

 

開業前の2004年に三重県が海上アクセスの公募を行ったが応募企業は無し。

困った津市は両備にヒアリングを無償で依頼、

その結果は県が計画した5航路の案は全く根拠の無い過剰な需要予測と分かる。

解決策とし公設民営による運営と津航路のみの開設を進言。

県と市で協議の上、公募を経て2005年に津エアポートラインが開業。

空港見学の人気もあり大成功のスタートを切る。

 

前述の通り、県とは津航路のみでの開業を図ったが、

津市のおとなり松阪市は従わず阪高速船として翌年2006年に開業。

しかし進言の通り、需要不足に加え燃料費の高騰により、わずか3年で松阪高速船は破綻

 

また前述の通りに四日市市伊勢市も進言を無視する形で航路を開設するも

前者は数年で廃止、後者はターミナル建設後に撤退したため使われずに解体。

と、長文でこの10年間がかかれています。

なかなか読み応えのある文章ですので是非お読みくださいな。

松阪航路を廃止するのにあたり市に対して津エアポートラインから、

1、二度と松阪市でこのような航路開設をしないこと。
2、今後も津航路を松阪市民の皆さまにご利用いただき、松阪市と津市がお互いに地域間協力をされ、両市や三重県全体が発展することを期待していること。
3、ただ、一つ残念なことは、命がけで守った港湾施設が、港湾としては廃止すべきとしても、多大な費用をかけて施設まで壊すということは如何なものかと思われる。海浜性の松阪の物産市、例えば「海浜の駅」などとし、松阪牛のバーベキューや物産市、獲れたて魚市などで、市民や観光客が集い、子供たちの海浜に関する勉強や遊び場として活かす工夫をして欲しい。

なかなか鋭い忠告がされていますね。

 

といっても、進言を無視して勝手に開設した挙句、結果として進言をした側に

支援してもらうという馬鹿なことをした松阪航路を約10年間なんとか残してくれたことを

津エアポートラインには感謝しなくてはいけませんね。

 

ということで乗船します。思っていたよりかは多くの乗客がいて少し安心。

 乗船したのは松阪市が所有するすずかぜ。売却先も既に決定しています。

 高速船というか船自体に乗るのが数年ぶり(渡し船を除く)で

どんなもんかと思っていましたが上下に割と揺れる以外は普通ですね。

画像の通り、テレビがあるんですが数分に1度の割合で電波が悪いのか

映らなかったり、乱れたり、音声が出なかったりと正直無くてもいいかな。って感じ。

 

船体自体は、やはり言っても10年しか使っていないこともあり物凄く綺麗でした。

 松阪高速船の時代は松阪まで直通していましたが、

譲渡後しばらくしてからは全便が津なぎさまち経由になりました。

 

ほぼ全てと言っていい人が津なぎさまちで下船し、残ったのは十人以下。

津からは約20分くらいで松阪港に到着。乗り納めとなりました。

当初、松阪市は空港アクセスを守るため、

松阪と津なぎさまちを結ぶ代替バスを運行する計画でしたが議会により却下され無かったことに。

なんだか、津エアポートラインが頑張って10年間も松阪航路を守ったにもかかわらず、

松阪市は廃止されたら空港アクセスを無かったことにする。そんな気がしてなりません。

 

というわけで、こちらも同じく廃止される

松阪市コミュニティバス「空港アクセス線」

12月20日からは大口線に改称され、旅客ターミナル手前までの運行に変更され

現在の8往復から4.5往復に減便されます。

 

ちなみにこの空港アクセス線は運賃100円で近鉄松阪駅、JR松阪駅までを結ぶのですが、

始発地の松阪港・空港アクセスから次の第二駐車場までの運賃は無料だったりします。

第二駐車場がターミナルから離れている為の措置ですが、

実際に第一駐車場が満車となり第二駐車場までバスを利用した人がどれだけいるか。

 

コミュニティバスらしく一直線で行けばいい道のりを右に左に曲がりながら

近鉄松阪駅に到着。松阪駅の裏側と言えばいいでしょうか。

自分はこの後、三重交通バスに乗り換えたかったのでJR松阪駅まで乗車。

42号線の渋滞にハマり10分遅れで終点のJR松阪駅に到着でした。

 

というわけで12月19日をもって廃止された松阪航路。よく頑張った、って感じです。

津航路はなぎさまちから伊勢へ行く高速バスも設定されましたから

もっともっと頑張って欲しいですね。

 

というわけで長々3日もかけて書いたコスパの悪い記事でした('_')

 

では、