【17-06:山陰,広島-4】一畑電車に乗って旧大社駅へ

出雲市駅から一畑電車出雲大社前まで来ました。

出雲大社前駅は、この洋風の駅舎が特徴。

ステンドグラス風のガラスが埋め込まれています。

この駅舎は1996年に国の登録有形文化財に登録、

2009年には経済産業省近代化産業遺産群(20.大衆観光旅行)に認定されています。

 

ここで、フツーの旅行なら速攻で出雲大社へ向かうところですが、

縁結びを願う必要も無くは無いんですが、

出雲大社とは真逆の方向へ進みます。

と、見えてきたのは出雲大社宇迦橋大鳥居

要するに大鳥居です。

一部では日本一を謳っているようですが、これは完成当時の話。

こちらも国の登録有形文化財に登録

ただ、個人的に気になったのは大鳥居のそばを流れる川。

中央に堤防があって左右に分かれています。なんとも珍しい

ネット上で調べてみましたが、詳しいことはよく分かりませんでした。

 

川を超えると観光地の外れに。歩道も狭かったり、無かったりと歩きにくい…

思っていたよりも距離がありましたが、見えてきました。

お!

旧大社駅です!

コレが見たかったんです。

 

いまや公共交通機関出雲大社に行こうと思うと

バスか一畑電車の二択ですが、かつては国鉄・JRも選択肢にありました。

 

この旧大社駅は1990年まで存在した大社線の終着駅です。

路線名の通り、出雲大社へのアクセス路線として出雲市駅から伸びていました。

この駅舎は大正13年に完成したもの。

先ほどの一畑電車出雲大社前駅」とは打って変わって和風木造建て。

こちらも国の登録有形文化財

経済産業省の近代化産業遺産群(20.大衆観光旅行)

に登録されています。

何が凄いかって、当時の雰囲気がそのまま保存されている点です。

このように運賃表もそのまま。

かつては、東京・大阪・名古屋からの直通列車も運行されていて

運賃表も賑やかな顔ぶれですね。

どこを撮ってもオシャレに写るから良い(';')

この時代の駅に必需なのが、この洗面台

蒸気機関車の”すす”で顔などが汚れてしまうので

落とす目的で設けられていました。

 

今でも大井川鉄道などで蒸気機関車に乗ると確かに汚れます。

やっぱ、どこを切り取っても綺麗に写るわ。

写真がうまい人みたい(本当に上手い人に失礼)

現役の駅では無いんで線路の中に入っても全然オッケーです。

実は、この日の天気予報は

1週間くらい前からそんな予報で前日もそのまま。

少し落ち込んだ状態で出かけたんですが

どういうことか1日中晴れていました。

写真写りが良くてサイコー

線路の向こうに渡ります。

ボロボロ・・・

駅舎があんなに綺麗なんだから

こっちも、もう少し手入れしてあげてと言いたくなる( ;∀;)

文化財でも何でもないからお金が回らないんでしょうかね。

この長いホームは、かつて長く繋いだ列車が発着していたのを思わせます。

 

駅舎内に戻って奥に行くと展示物が。

当時のままであることが分かります。すごい

 

本当はもっといたいんですが、

この日は予定がキッチリ詰まっていますんで時間がありません・・・

なんとかギリギリまでいた結果、急いで出雲大社前駅へ戻ります!

 

 

出雲大社前駅から旧大社駅へ行かれる際は、時間に余裕をもって。

案外、距離があります。離れています。案内が少ないです。道中は歩きにくいです。

予習なしで行った自分はドタバタしてしまったので。ご注意を。

 

出雲大社前駅までの道中。観光地らしい綺麗な道なんだけど

車道と歩道の境界線が無いから、歩きにくくてしょうがない。

 

愚痴をこぼしてますね(スイマセン

 

次回、松江しんじ湖温泉駅へ行きます(当然、温泉には入りません)