【17-11:比叡山-4】叡山ロープウェイと日本一の叡山ケーブルで比叡山を降りる
どうもです。前回は比叡山内シャトルバスで比叡山頂まで向かい、
歩いてロープウェイの比叡山頂駅までやって来ました。
比叡山頂駅です・・・ボロい
この叡山ロープウェイと、叡山ケーブルは京福電鉄が運営している路線で
冬季は12月上旬から3月中旬まで完全運休となります。
そんなわけで、駅舎も手入れが行き届いているとは言えない感じなんですかねぇ…
個人的にはこれはこれで雰囲気が出て良いですけどね。
叡山ロープウェイは比叡山頂駅からロープ比叡駅を結んでいる全長486mの路線です。
ロープウェイは宙を浮いているので、万が一の時は大変です。
この看板を見て逆に心配になりました('_')
駅名標が何ともレトロでお洒落。
午前中の下りということもあり片手で数えられるほどの乗車で出発。
出発直後に左右に大きく揺れてロープウェイの洗礼を受けました('_')
同乗していたロープウェイの整備の方によると
比叡山頂駅の付近には防風林が無いので、風をもろに受けて揺れやすいとのことでした。
しばらくすると左右に木々が見えてくるので揺れも落ち着きました。
周りの方が景色を撮影しているなか、こういうところが気になって仕方ない。
角度が悪くて読みづらいんですが
不時停車の際は無線電話で状況をお知らせします。
「絶対安全」ですから静かに指示どおり行動願います。
この絶対安全って言い方すごいですよね。
勝手に降りるなと。静かに待ってろと。なんか良い(';')
ちなみに、非常時の脱出方法はこんな感じみたいです。
ロープウェイから脱出!? | 筑波山ケーブルカー&ロープウェイ
上りのロープウェイとすれ違い。やっぱり上りは満員ですね。
3分程度で終点のロープ叡山駅に到着。
さて、揺れているロープウェイをどうやって左右に当てずにホームに入れるのか
おっ、手で引いて持っていくんですね(''_'') なんともアナログ。
ロープ叡山駅に着きました。ここからケーブルカーに乗り換えます。
徒歩移動となりますが、同じ京福電鉄が運営しているだけあって目と鼻の先。
ぱっと見で駅と分かる看板がありませんが、一応ケーブル比叡駅です。
叡山ロープと叡山ケーブルは何処を見てもレトロ感が出ていて素晴らしい
とのことです。十分注意したところで出くわしたら、どうしようもありませんが、ご注意を。
駅舎の反対側。左側に改札口があります。
その先、景色がキレイ。
だいぶ都市が見えてきました。
って、周りが写真を撮っているなか足元が気になる自分がいました。
捨てられていた空き缶。レトロ感がいいですね。
プラッシーなるオレンジ味の飲料みたい。
調べてみると1980年代に販売が中止されたものの、現在も販売されているみたい。
朝ドラの「ひよっこ」で出てきたみたいで話題になったようです。
さて、叡山ケーブルでさらに降りていきましょう。
車両を撮影した画像が見事にすべてブレていたので、いきなり車内からですいません。
虫取り網が置いてあるのが気になりますねぇ。
丸いハンドルは緊急用のブレーキ。
こちらもロープウェイと同じく下り方向なので閑散としていました。
が発車時刻になっても発車しません。
どうも、下のロープ八瀬駅での乗車に時間がかかっているようです。
2~3分待ってブザーが鳴って出発。
此方も紅葉がキレイでした。
向こうのケーブルカーが見えてきました。
この叡山ケーブルは日本一
えっ、さっきの坂本ケーブルも日本一だっただろって?(面倒くさいやり取り)
坂本ケーブルは距離が全長2025mで日本一。
一方の叡山ケーブルは全長は1300mと坂本ケーブルに及ばないものの
高低差が561mもありケーブルカーで日本一になっています。
ケーブル八瀬駅が見えてきました。
坂本ケーブルと同じく長蛇の列が出来ていました…
やっと真面な車両の写真がありました。
昭和55年に製造された車両のようです。レトロですね。
ケーブル八瀬駅からは歩いて叡山電車の八瀬比叡山口駅を目指します。
あんまりこの区間のことを考えていなくて、まぁ大丈夫だろっと思っていたんですが
ここまでの区間で一番案内が少なかったです。ご注意を。
人は一番多かったんですけどね
道中はこんな一見、階段に見える道路を進みます。
階段だと思っていたらタクシーが来たのでビックリしました。
川を越えて暫くすると八瀬比叡山口駅が見えてきました。
ここでは想像を超える人混み。
観光シーズンの京都を甘く見てはいけませんね。
(鞍馬方面は過去に乗車済み)
次回は京阪電車に乗って大阪を目指します。
【17-11:比叡山-3】山頂目指して比叡山内シャトルバスに乗る
どうもです。
前回は江若交通の意外な落とし穴にハマりつつ
これが思っていたよりもキツイ道のりでした…
で、なんでこんな道を歩いているかといいますと、延暦寺へ行くわけでは無くて
京都府側からの叡山ケーブル、叡山ロープウェイと2つのアクセスルートがあって
通り抜けることが可能なんです。今回はコレを実践してみました。
ということで向かっているのはバスのりば。
歩きながら、なんでバス停近くまでケーブルカー通さなかったんだ。
と思いながら10分。
道中は崖になっていて一部はロープが張られていますが、
半分ほどは申し訳ない程度の縁石があるだけ。落ちないように(';')
この日は今季最大の寒波なるものが来ていて、ここまでも十分寒かったのですが
山の上だけあって一層寒い…
もし、これを参考にして行かれる方は歩きやすい服装・靴で
秋~冬なら防寒対策をするのがオススメです。
ということで、この先の分岐を直進すると延暦寺。左に行くとバス停。
殆どの人が延暦寺を目指すなか、自分は当然ながら左に曲がります。
この階段を上るとバス停があります。
そんなわけでバス停に着きました。
東塔(とうとう)
一部では副名称として「坂本ケーブル口」と付いています。
ここからは比叡山内を走るシャトルバスと京都市内まで結ぶ路線が発着しています。
観光地にしては案内が適当な感じで分かりにくい…
そんなわけで、最初に来たのは京都バスの京都駅行き。
自分の計画では違うバスに乗る予定だったので見送ります。
このバスが結構いい道を走ってヘアピン続きで楽しかったです(';')
勿論、今回使用しているチケットで乗車が出来ました。
僅か6分で比叡山頂(ひえいさんちょう)に到着。本当の山頂はこの先ですが、
公共交通機関で行ける山頂ということで降りていきましょう。
ここからは・・・
徒歩です。
バス停のそばに案内看板が出ていたので、その方向へ進みます。
道が続いているようには見えないんですがね
此方もうっそうとした道を進み上り坂、下り坂と続いていきます。
なんという、この頼りがいの無い案内看板…
そんなわけで、バス停からは約7分ほどでロープウェイの駅
比叡山頂駅に着きました。
ここまでの道のりも結構な道だったので、歩きやすい恰好は必須です。
【17-11:比叡山-2】比叡山の玄関口 日本一の「坂本ケーブル」に乗る
どうもです。
前回は石山坂本線に乗車して京阪電車の完全乗車を達成しました。
坂本駅からはバスに乗り換えます。
いよいよ比叡山を登っていくわけなんですが
歩けない距離ではありませんが、せっかく1デイチケットで乗れるので乗っておきます。
江若交通(こうじゃくこうつう)が運行するケーブル線に乗車します。
この江若鉄道ケーブル線は京阪の坂本駅から700mほど離れた場所にある
JR湖西線の比叡山坂本駅が始発で京阪坂本駅を経由してケーブル坂本駅へ向かう路線です。
時間があったので比叡山坂本駅まで歩いてバスに乗ろうと思ったら意外な落とし穴…
図のようにバスは走っているのですが
チケットで乗車できるのは京阪坂本駅からケーブル坂本駅の間のみ!
比叡山坂本駅から乗車した場合は
比叡山坂本駅から京阪坂本駅までの運賃180円が別途必要となります(';')
思い込みって怖いですね… チケットを見ればそうやって書いてあるのに。
気を付けなくては(''_'')
ちなみに運転士さんは、その旨を何度も何度も肉声で案内していました。
「少しややこしい話をします」との前置きの上、「分かりづらくてすいません」と
JRの切符に付いているものの、あくまでも京阪の乗車券なので。
急な坂を上ってケーブル坂本駅に着きました。
手元に180円ちょうどが無くて両替するのも混んでいて面倒だったので
仕方なく全区間230円を支払い下車。
ケーブル坂本駅は結構な混雑。
駅舎は1927年の開業以来の建物で登録有形文化財になっています。
あんまり考えていなかったんですが紅葉のシーズンど真ん中の日曜という…
通常30分毎の坂本ケーブルも15分毎の増発運転を行っていました。
この混雑の半分以上は読売旅行の一行みたい(';')
毎回、毎回思うんですけどバスツアーなら公共交通を使う必要ないんじゃと。
比叡山はバスでも上れますし、ケーブルカーに乗るのを目玉にしてたとしても
この混雑では楽しめないでしょ。
坂本ケーブルは正確には比叡山鉄道という路線で京阪の子会社が運営しています。
全長2025mこの長さはケーブルカーで日本最長!日本一です。
ケーブルカー内は案の定”大混雑”急こう配で立っているのは辛かった。
ケーブルカーの仕組みは面白くて、車内にいる乗務員は車掌で運転士ではありません。
運転士は何処にいるかというと山上のケーブル延暦寺駅。
ここでケーブルを操作しています。
車内にいる車掌は出発する準備が出来たことを駅にいる運転士に知らせたり
ドアの開閉、旅客案内、万が一の際に非常ブレーキを扱う為にいます。
ケーブル延暦寺駅に着きました。
此方も開業以来の建物で登録有形文化財になっています。
有形文化財だけあって、駅舎内はいい雰囲気が出てますね。
観光客は見向きもしないんですがね。
回数券や定期券も設定されているのは面白い。
運賃表を見ていただくと分かりますが、坂本ケーブルには4つ駅があって
この2駅は通常停車をせず、乗客からの申告が無い限り通過してしまいます。
駅舎を出ると琵琶湖の景色が広がっていました。
ケーブル延暦寺駅の標高は638m
ケーブル坂本駅が154mだったので、かなり上ってきました。
が、まだまだ上っていきます。
続いて乗り換えるのは…
徒 歩 (ただし800m/10分ほど)
次回、比叡山シャトルバスに乗って山頂からロープウェイに乗ります。