近鉄 完全乗車への道 御所線・長野線・道明寺線編
ども、こんばんは、鉄道少年です!
さて、4回に分けて更新した伊勢志摩サミット編は前回で完結しましたが、
乗車券は3日間フリーなのでサミットとは一切関係のない方面へ進んでいきましょう。
いい風に言えば「倹約家」悪く言えば「ケチ」なんで
せっかくフリーきっぷを持っているんだからこの際に近鉄完全乗車を!と思い。
昨日までは封じられていたゴミ箱、自動販売機も通常通りに。
始発で出発したのでこの時間はまだ賢島への立ち入りはできません(午前7時まで)
警察官の数もだいぶ少なくなっていました。
始発の普通名張行に乗車し青山町で快速急行へ、大和八木で橿原線に乗り換えます。
ここで近鉄の路線網をご紹介。
私鉄で日本一の営業距離を誇る近鉄は大きく分けると
と分けることができます(赤字は未乗車の路線)
と、いうことでこの日は南大阪線系の未乗車線を制覇していきます!
16000系を発見!
1970年製のこの車両、ひと昔前のデザインが目立ちますね。
一部が廃車・解体されているものの
現時点で8編成所属しており喫煙室の設置などの改造も行われており
まだまだ使う意欲が感じられますね
さらには近鉄特急カラー塗り替えの対象にもなっており
一体いつまで使う気なんでしょうか・・・
あと、名古屋線にも新車を・・・ しまかぜを増備、塗り替えもできるなら通勤型も・・・
特急としか表示されない表示器。フォントも古臭くいいですね。
行き先はサボでの掲示。
よくよく考えれば特急券買って乗車しても良かったのですが後続の準急に乗車。
しかしながら関西私鉄は車両のもちの良さが異常ですよね・・・
ケチかもしれませんがそれだけ整備をしっかりやっている証拠なのかな
この先は先程の路線図を見ながらご覧いただくとわかりやすいかと思います
尺土までやってきました。ここから乗車するのはいわゆる”盲腸線”
主に路線の片側しか他線と接続していない路線のことを指します。
【Data】区間:尺土~御所 距離:5.2km 駅数:4駅
盲腸線らしく方向幕は「尺土⇔御所」と表示されています。
わずか8分で終点の御所に到着。
駅の外観写真は人の顔がハッキリ写りすぎていたのでトリミング後ので。
御所からは再び尺土に戻り、尺土から南大阪線の急行で古市へ行きます。
ここ古市からは「長野線」が伸びています。
【Data】区間:古市~河内長野 距離:12.5km 駅数:8駅
長野線といっても長野県へは行きません。河内の方の長野です(*_*;
先程の御所線に比べると規模の大きな路線にはなりますが言っても12kmですから。
ただし、大きな違いとしては大半の列車が
人が多く撮影できなかったのでそのまま河内長野駅までワープ(';')
河内長野というとこの幕式の発車案内板。
パタパタ式が取り換えられているなかでいつまで残れるでしょうかね。
折り返しは「準急:大阪阿部野橋」行きに。
南大阪線の終着、大阪阿部野橋は本来は漢字表記ですが、方向幕や発車案内板では
あべの橋と表記されることが多くなっています。
この準急で古市から道明寺へ行きます。
ここ道明寺から乗り換えるのは「道明寺線」
【Data】区間:道明寺~柏原 距離:2.2km 駅数:3駅
南大阪線の長く取られたホームの横、2両分しかない1番線からの発車です。
この道明寺線、たったの2kmしかありませんが、
近鉄で最も歴史のある路線なんです!
開業は明治31年!
当時の河陽鉄道が開業、翌年に経営破綻し河南鉄道が引き継ぎ河内長野まで延伸。
現在は盲腸線になり南大阪線の支線扱いですが、当時は本線規模の路線でした。
翌年の昭和19年に現在の近畿日本鉄道に改称され現在に至ります。
今となってはチョコチョコと2両編成の列車が2kmの道のりを行ったり来たりする
路線ですが、こうやって歴史を見てみると面白いものですね。
たったの5分で終点の柏原駅に到着!
JRからの乗換もそれなりにありました。
ちなみに河陽鉄道・河南鉄道時代は当時の
湊町駅(現:JR難波駅)から道明寺駅までの臨時列車が運行されていました。
JRと同じ挟軌なのはこのような歴史からなんですね。
再び、道明寺に戻って南大阪線で終点の大阪阿部野橋へ向かいます。
道明寺駅は急行通過駅です。
満員の準急に半ば無理やり乗車して大阪阿部野橋へ。
いかにも終着ターミナルって感じの大阪阿部野橋駅に到着。
お楽しみに!
では、