【17-06:山陰,広島-9】廃止間近の三江線で広島へ
前回の話は忘れてもらって。。。
三江線に揺られます。
三江線は、島根県江津から広島県の三次を結ぶ、全長108.1kmの長大路線です。
三江線の全通は1975年(昭和50年)と意外に最近。
これが大問題で、計画されたのは1930年。
全通までの間に需要は大きく変化し、
沿線人口減少、少子高齢化、マイカー利用拡大
そんなわけで全通前に廃止すべき路線にリストアップ、
民営化後にも廃止対象路線に選ばれていたが
並行する道路が未整備なことから候補から外され、現在まで生き残っています。
2018年3月末をもって廃止されることが決定している路線です。
100kmを超える路線の全線廃止は国鉄民営化後、初めてのことです。
この路線の面白い点は、全長100kmを超える一方で
直線で江津と三次を結ぶと、約62kmと三江線がかなり大回りしているのが分かります。
地図でも見てもこんな感じ。江の川に沿ってクネクネ走っているのが分かります。
三江線の各駅には、こんな看板が設置されていました。
三江線の沿線地域は伝統芸能が盛んで、大元神楽、阿須那系神楽などさまざまな神楽が数多くの神楽団によって舞い継がれています。江の川に沿って神楽が伝播した歴史から、三江線の全35駅には神楽にちなんだ愛称が付けられており、ホームや待合室の駅名板にその名を見ることができます。
だそうです。(テキトー)
走行中、何度も車体に線路際の木々が当たってる・・・
多くの区間で滅茶苦茶、速度を落として走行します。
必殺徐行
ファンの中ではそう呼ばれてるらしい
制限速度15km~30kmと極端に遅く走らせることで
陥没、落石、雪崩があったときにスグ止まれる
線路設備の保全になり費用をケチれる
とかいう効果があるようです。
そんな徐行のおかげで三次までは3時間30分かかります。
最長乗車時間を更新したかもしれません。
そんな必殺徐行の多い三江線ですが、
最後に開通した浜原駅から口羽駅の間は、高規格で最高速度85kmで走り抜けます。
このギャップが三江線の面白い点。
ほぼ直線。長いトンネルを抜けていきます。
どのようなダイヤ、料金形態になるのか気になる点。
3時間強の乗車は流石に長いな。と思っていましたが
あっという間に、三次の街が見えてきました。
三次まで3時間お世話になったキハ120。三江線神楽号
まぁ、派手なラッピング。
2両繋いだ三次方は浜田色と言われる一般的な塗装でした。
乗ってきた車両は、折り返し10時02分発で石見川本へ戻るようです。
が、次の芸備線まで小一時間ありますので遅めの朝食。
そして三次郵便局へ。
快速みよしライナーで広島へ行きます~ 快速幕がカッコいい!
寝坊したくせに爆睡してました。
次回は、広島電鉄に乗ります。