【17-10:北海道-11】太平洋フェリー「きそ」の1等洋室に乗る

どうもです。

ブリッジを通って、いよいよ船内に入ります。

 

太平洋フェリーには

いしかり・きそ・きたかみと3つの船があって

このうちいしかりきそが名古屋まで来る航路に使用されています。

この日、充当されていたのは2004年に運航を開始した「きそ」でした。

 

船内に入ると、先ほどの搭乗券をもぎられて

自分は個室を利用するのでカードキーを受け取るため案内所へ誘導されます。

 

案内所で、再び搭乗券を見せるとカードキーがもらえました。

部屋の場所も教えて頂けましたが、広い船内でさっそく迷ってしまいました・・・

反対側に行っていた(';')人の話を聞いていない人になりました。

ということで、この画像は反対側。

カードキーです。挿入口に入れるタイプなんですが、若干のコツが必要です。

そんな内容のポスターも廊下に貼ってありました。

入れてスグに引き出すと大体上手くいきます。

 

では、これから40時間を共にする部屋を見ていきましょう。

スマホの充電がピンチだったので、さっそく汚れていますがこんな感じ。

ベッドが2つありますので、定員は2名。本来は2名分の運賃が必要なんですが

太平洋フェリーでは混雑期を除いて定員の半分の人がいれば貸し切れるサービスを行っているので

定員2名のこの部屋は1人分の料金でも利用できます。

個室でオトクにひとり旅|運賃・お得なプラン|太平洋フェリー

入ってすぐのところに、エアコンの操作盤と照明のスイッチ。

キーを差して電気をつけるタイプじゃないので、付けっぱなしにも出来ます。

その横に大きめのクローゼット。2名定員なのでタオルも2セットありました。

クローゼット上には救命胴衣の表示が。ここが船内であることも思い出させます。

そしてデスク。小さめのポットとお茶セット、ティッシュ。そして・・・

 

大量のエチケット袋が備え付けられていました(';')

ここまでビジネスホテル同様の設備だったのに、一気に船らしくなった。

 

ティッシュはカバーに入っていなくて、スコッティ―そのままで生活感を感じる。

▲ビジネスホテルのティッシュ。カバーに入っている。

 

お茶も結構な量が置いてありました。全部持ち帰ったけど。

デスク下には冷蔵庫。長旅になるので普段なら買わない2リットルのお茶を購入。

船内は普段、乾燥とか気にならない自分でも分かるくらいにしているので重宝しました。

クローゼットの反対側に洗面台とトイレ

シャワー。結局、1回も使わなかったので、よくわかりません。

 

お手洗いなんですが、今時ウォシュレット機能が付いていません。

もっとグレードの良い部屋には、ウォシュレットやフタも自動で上がるみたいなんですが区別・差別?

外のお手洗いにはウォシュレットが付いていましたので、気になる方はそちらを。

 

歯ブラシは備え付けられていました。ロゴ入りだったので勿体なくて使わずに

昨日、宿泊したホテルのものを持ってきました。

カミソリは無くて、こちらもホテルから。

 

ビジネスホテルぽい部屋なんですが、設備に若干違いがあるので注意が必要かも。

テレビは壁掛け。2004年の船なので、その当時のテレビって感じ。

なのでイマドキのビジネスホテルからするとかなり小さめ。

続いてベッド周り。

カーテンの向こうには海が見えそうですが、この部屋はインサイドなので見えません。

吹き抜けになっていて日中なら日光は入ってきます。

操作パネル。時計は10分近くずれていました。ザンネン。

 

時計の左側、アナウンスが入るのでスピーカーの音量を調整できます。学校みたい。

オフにすることもできますが、オフにしたところで廊下のスピーカーから聞こえてくるので意味なしです。

 

ベッド回りのコンセントは後付け感のある1か所だけ。

あるだけマシですが、2人で乗ると厳しいかもしれません。

船内のご案内。

部屋の中にいると船内とは思えないんですが、所々で「やっぱりフェリーなんだな」と

客室を一通り見たところで、続いて船内を見て回りましょう。

次回に続きます。

 

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【17-10:北海道-10】苫小牧から太平洋フェリーに乗る

どうもです。今回から後編に入ります。

と、言っても後編は全て帰路です。

どちらかというと、ここまで前編は前菜といった感じ。ここからがメインです。

 

さて、名古屋へ帰りますが、今回は・・・

苫小牧から出ている太平洋フェリーで名古屋まで帰ります。

 

太平洋フェリーは北海道の苫小牧から仙台を経由して

名古屋まで約40時間かけて運航しています。

http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/koro/img/pic_01.png

 

実は、この太平洋フェリー 名鉄グループなんです

名鉄のホームページをなんとなく見ていた時にグループ企業に書いてあってビックリました。

グループ会社情報 船 - 企業・IR・採用 | 名古屋鉄道

 

なのに、本社もある名古屋には隔日しか来ないというのがチョット面白い。

苫小牧と仙台の方が需要があるようです。

 

行きのジェットスターは1時間45分でしたが、

帰路は40時間かけていきたいと思います!

ちなみに、人生初の長距離フェリー高速船くらいしか乗ったことない人。

前回は岩見沢から室蘭本線で苫小牧までやって来ました。

ということで、苫小牧駅からバスに乗ってフェリーターミナルへ向かいます。

 

苫小牧にはフェリーターミナルが西港と東港の2つあるので注意が必要です。

今回の太平洋フェリーは西港から出港するので、そっちに向かいます。

 

西港までは2系統あって、1つは苫小牧駅が始発の路線バス(道南バス

もう片方は札幌から遥々やってくる高速バス(道央バス)です。

運賃は一緒ですが、道央バスの運行する高速バスだと交通系ICカードが使えます。

 

時間的に路線バスでしか行けなかったんですが、待っていると大型のバスが到着。

どうやら、札幌からの高速バスが遅れていたようです。

それなりに混んでいたので高速バスを見送って直後にやって来た路線バスに乗車。

同じく待っていた方々は皆さん高速バスに乗っていたので路線バスはガラガラ。

 

高速バスは直行ですが、路線バスは地元客も乗せていきます。

フェリーターミナルまでは約20分で運賃は250円でした。

バスを降りたフェリーターミナルは、1日目のジェットスターの機内から見えていました。

画面中央左側に見える白い船は同じフェリーターミナルから出るシルバーフェリーの船だと思います。

フェリーターミナルに入って、太平洋フェリーの窓口で搭乗券をもらいます。

飛行機でいうところのチェックインにあたる場面ですかね。

このときに乗船名簿を書く必要がありますが、ネット上で手続きをすれば必要ありません。

窓口へ行ってコンビニの払込証を渡すと発券してくれます。

クレジットカードの場合は支払ったクレジットカードがこの時に必要です。

手持ちのデビットカードは使えなかったので、コンビニ支払いにしました。

無事に搭乗券をゲット!

色んな客室ランクがあるんですが、今回は個室タイプの1等洋室

本来は苫小牧-名古屋間で18000円する部屋ですが、早割を利用して10800円に。

2泊3日なので1泊あたり5400円。ビジネスホテル並みの金額です。

運賃はどこ行った?って感じ。

 

早割は2か月前からインターネット限定で受け付けている格安プラン。

1等洋室は割り当てが少ないようで、

2か月前の9時の予約開始直後に満室になることが多いようです。

なんとか9時ジャストに予約して確保できました!

 

搭乗券には「乗船用」「下船用」とありますが

これは行方不明になってしまっている人がいないかを確認する為のようです。

フェリーからの転落事故の一覧 - いちらん屋(一覧屋)

 調べてみると結構ある案件のようです

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出航時間は19時ですが、船に乗り込める乗船開始時間は1時間半前の17時30分頃。

出航までゆっくりできるのはいいですね。

2階に上がると苫小牧西港から出るフェリーの一覧がありました。

仙台・名古屋行き「太平洋フェリー」の他に

八戸へ行くシルバーフェリーと大洗へ向かうさんふらわあがあります。

 

ちなみに「さんふらわあ」は数年前に船内で火事があった航路です。

そんなことのないように祈りつつ、乗船開始時間も近いので乗船口へ。

 

空港みたいな雰囲気。

こっちは港で、飛行機は空の港。名称も似てますね。

 

ちなみに、乗務員のこともキャプテン(船長)、キャビン(客室)、

クルー(乗組員)と飛行機と船は同じ。

空港みたいなブリッジを通って、いよいよ船内へと入ります。

 

次回に続きます。

 

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【17-10:北海道-10】室蘭本線で苫小牧へ抜ける

どうもです。前回に続いてタイトルが雑です。そして内容が薄いです。

前回は、留萌から深川に戻り特急ライラック岩見沢までやって来ました。

岩見沢からは室蘭本線で苫小牧へ行きます。この旅、最後の列車。

 

この留萌本線は、ここ岩見沢から苫小牧、室蘭を通って長万部まで結ぶ路線です。

http://www.ekinavi-net.jp/railway/jr-muroran02/jr-muroran02.png

このうちの沼ノ端から長万部までの区間は函館方面へ向かう

特急列車が通る幹線ですが、岩見沢から沼ノ端までは普通列車のみ。

岩見沢から出る列車は1日7本しかありません。

 

この区間はかつて、炭鉱で栄えた夕張から石炭を運ぶ夕張鉄道

栗山駅で連絡していて、港までの貨物輸送で活躍していました。

しかし、1日目で乗車した夕張支線と同じく炭鉱の衰退で夕張鉄道は廃止。

徐々に本数が減り現在に至ります。

しかし、現在でも都市部の札幌を避けて通れるルートとして貨物で活用されています。

そんな背景もあり、この室蘭本線は本数が少ないものの大半が複線になっていて

宝の持ち腐れといっても過言ではありません。

セイコーマートのトラックを見かけて、なんか撮ってしまった・・・

 

栗山駅から夕張支線の夕張駅までは車で24km31分

その一方、鉄路で行こうとすると約2時間1270円

本数も少ないですし、そりゃ誰も使わんわなって感じ。

追分駅に着きました。2日ぶり

1日目のような馬鹿長い停車時間は無く、多くの学生を乗せて出発。

 

3日間、JR北海道のローカル線に乗車してきましたが、

1番賑わうのは学生を乗せている間でしたね。JR北海道の生命線とも言えるでしょうかね

岩見沢から1時間30分で終点の苫小牧に到着しました。

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ご当地入場券を購入!

苫小牧からはバスに乗ります。

 

次回に続きます。

ちなみに、あと2日間あります。最後までお付き合い下さい。

 

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