【17-10:北海道-3】廃止が迫る夕張支線に乗る

どうもです。急に寒くなりました。

暫く更新が滞ったのは、手がかじかんで字が打てなかったからです。ホント

 

前回まではオマケとして札幌市中心部をウロウロしていました。

今回からメインに入ります。

札幌駅ではコレを購入しました。

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JR北海道が主要な駅で発売している

わがまちご当地入場券です!

2017年7月に販売を開始して、

9月時点で12万枚を突破売上は2000万円越え

経営難を頻繁に報道されているJR北海道

支援の為にも、僅かではありますが今回、ご当地入場券を積極的に購入していきたいと思います。

 

券面の右端に応募券がついているのですが、

これを10枚集めてハガキで送ると特製のカードがもらえるようです。

 

ちなみに、ご当地入場券は近鉄でも販売されていて第三弾まで展開しています。

こちらは流石、商売上手な関西「近鉄」って印象ですか( ;∀;)

近畿日本鉄道|ご当地入場券

札幌駅から乗車するのは快速エアポート

名前通り、新千歳空港へのアクセス列車ですが

もちろん空港までは行かず途中の千歳で降ります。

以前、快速エアポートに乗車したときの車両は721系という車両で

車内はクロスシートになっていましたが、

新型車両が導入されて、混雑緩和からロングシートに変更されました。

向かいに座っていた外国人にはカナリ窮屈そう・・・

千歳に到着。前回、北海道を訪れた際に降りているので懐かしい。

遠く離れた地でも懐かしく思うと、彼方此方いっているんだなと実感されられます。

その時は全7日の日程で、千歳で降りたのは最終日。郵便局を訪問してましたね。

今思うと7日間という無謀な旅程だった・・・

 

ここ千歳駅でもご当地入場券を購入。

したいんですが、窓口が1つしか無くて

先客が長引いていました。20分しか無いので少しヒヤヒヤ。

乗車券の通し方、自動改札機は使えるのか、青い森鉄道とは何か。と質問攻め…

10分以上待っても終わらず、ヒヤヒヤが増していたら隣から別の駅員さんが出てきて

無事に購入できました。

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さぁ、千歳から乗るのは石勝線の普通列車、夕張行です。車両は日高色。

横サボがいい雰囲気を出していますね。

HIDAKA LINEと書かれていますが、この車両は本来、日高本線を走行する車両。

ですが、日高本線鵡川から様似の間は

高波や豪雨、台風の影響により2015年から今に至るまで運転を見合わせていて

JR北海道は復旧を断念しています。

そのため、日高本線で使用する日高色の車両を他の線区でも使用している

ということです。

 

さて、列車は千歳駅を出発して暫くは千歳線を走行します。

次の南千歳駅では、千歳空港から苫小牧、室蘭、函館方面へ乗り換える人が多く

何人かが、この列車に誤って乗車してきました。全員気が付いて降りていきましたが

 

間違って乗ると一大事になります

方向が正反対なのはともかく

南千歳から新夕張までの普通列車は下り4本、上り6本とごく僅か。

もし「間違えた!」ってなって焦って次の駅で降りたら次の列車まで数時間待つ

あるいは、もう列車が無いってことになります。

 

なぜか分かりませんが、中国人と思われる観光客集団が凄い写真を撮っていました。

そんな物珍しいかな。

千歳から20分程で追分に到着。乗っていた人の半数以上が降車して乗客は数人に。

追分駅は岩見沢から室蘭方面へ伸びる室蘭本線との乗換駅です。

この駅で暫く停車するのは知っていたのですが、肉声放送を聞いてビックリ!

 

なんと28分も停車するんです!

流石に長い・・・ 自己史上、堂々の1位タブン

 

こういう馬鹿長い停車時間のことを俗に「バカ停」と呼ばれていて

2016年現在ですが、こんなランキングを見つけました。

最長95分!「途中駅長時間停車」ランキング | 旅・趣味 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準より

上には上がいた・・・

1時間半も停車してたら途中下車して郵便局にでも。って出来ますが

28分だと少しキツイ。列車を逃すと日程も大幅に狂うのでおとなしく車内で待ちます。

 

長い停車時間の間に上下の特急列車に行き違い追い抜きをされ

普通列車の肩身の狭さを身に感じる28分間でした。

さて、この石勝線は以下のような路線になっています。

http://www.ekinavi-net.jp/railway/jr-sekisho/jr-sekisho.png

このうち、南千歳から夕張までが先に夕張線として開業

のちに帯広・釧路方面へのバイパス線として新夕張から新得までが開業しました。

いまでは新夕張から夕張の区間は石勝線の支線になっていますが

かつて、炭鉱で栄えた夕張への一大アクセス路線だったわけです。

 

そんな路線も、JR北海道の財政難や

地元夕張市の破綻といえる財政再建団体への移行から廃止への動きが加速していて

既に夕張市は廃止を受け入れ、数年以内には廃止されるものと思われます。

新夕張までは数人の乗車でしたが、新夕張から大勢のってきて10人ちょいに。

増えたといってもこの人数では厳しいのに変わりありません。

夕張支線内の駅は全5駅。どの駅もとても魅力的で降りてみたいんですが

本数の少なさから厳しい。来年には車の免許が取れるので

是非ともレンタカーを借りて再度、訪れたいところです。

それまでに廃止にならないように願うばかりです。

千歳から約2時間で夕張に到着。

ここまで曇っていたんですが、夕張に着いて降りると雨。

でも、そのおかげで虹が出ていました!

 

夕張の駅舎は観光案内所と合体していますね。

後ろに見える建物は・・・

巨大なホテルです。このホテルでは夕張駅のご当地入場券を扱っています。

列車の折返し時間は8分

心配していましたが、急ぎ足で無事購入

フロントの方も列車の時間になると構えて待っているようでした。

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この日はド平日かつ18きっぷシーズン外だったので

自分ひとりしか購入する人がいませんでしたが、それでもギリギリ。

これがシーズン中だったら争奪戦になるかもしれないです。

 

折返しの千歳行に乗車して新夕張まで戻ります。

次回、特急列車に特急券ナシで乗車します。不正乗車ではありません。

 

では、

 

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