【17-07:新潟,能登-10】「のと里山海山号」カジュアルコースに乗る

どうもです。

 

前回は、最終日の3日目スタート。

金沢駅から七尾線で七尾、のと鉄道に乗り換えて穴水までやってきました。

郵便局から戻ってくると発車時間まで僅か。ギリギリでした。危ない…

 

かつては七尾線能登線のターミナル駅だった穴水駅も、いまは終端駅。

2面3線あるホームも駅舎から一番近いホームのみ使用しているようです。

 

通常使用しない向かい側ホームへ渡る跨線橋では

冬場に「あつあつ亭」と題し牡蠣などの海鮮が食べれます!

 

のと鉄道株式会社-イベント

使わない無駄なスペースを活用している例ですね。

 

穴水駅からは・・・

観光列車のと里山海山号に乗車します!

 

のと里山海山号は北陸新幹線開業に合わせて2015年に運行を開始した観光列車です。

長良川鉄道の観光列車「ながら」のように既存車両を改造した観光列車も多いですが、

のと里山海山号は新造車です。

 

土休日は車内で食事が楽しめるゆったりコースとして運行していますが、

平日は普通運賃プラス300円で乗車ができるカジュアルコースとして運行されています。

 

この日は、平日でしたのでカジュアルコースに乗車しました。

 

行きに乗車した穴水行は七尾から40分で穴水に着きましたが

のと里山海山号は同区間を1時間かけゆっくりと進んでいきます。

4人ボックス席を中心に配置されていますが、

車両端にはベンチシートも配置されています。

 

のと里山海山号は2両編成で運転され、

それぞれに里山海山号の愛称がついています。

自分が乗車したのは海山号だったのでシートは青色を基調としています。

 

里山号にはお手洗いが、海山号には販売カウンターが設置されています。

カジュアルコースの乗車整理券は車内で清算します。

記念乗車証と沿線マップも頂きました。

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てっきり駅窓口で購入するものだと思っていましたが

車内で座席に座ってからゆっくり購入できるのはいいですね

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(のと里山海山号 穴水駅発車後のアテンダントによる車内放送)

のと里山海山号にはアテンダントが2名乗務していました。

とても聞き取りやすくて面白いアナウンスでしたが、

無線で流しているのか所々、アナウンスが途切れていたのが残念でした。

車内放送にもあった通り、穴水駅を出てスグのトンネルにはイルミネーションが。

車内の照明も落とされイルミネーションをしっかりと楽しめます。いいですね。

その先には、こんなのが。

穴水行の車窓でも見えていて「誰かいる!」

この櫓は「ぼら待ちやぐら」と言い

ボラの魚が網にかかるのを見張るためのやぐらだそうです。

 

ボラがやってくるまでジッとこの櫓で見張る、なんとも原始的な漁法・・・

1996年と意外に最近まで実際に使用されていたようですが

現在は観光用に残るだけです。

ちなみに誰かいるようですが、アテンダントのアナウンスによると人形だそうです。

「そりゃそうだ」

遠目で見ると人形には見えないのでビックリします。

ビュースポットでは一旦停車します。とても美しい風景なんですが、

その足元にはブルーシートが。

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旅行日(7月10日)の数日前に能登では記録的な大雨が降っていました。

これによって線路脇の土砂が流出してしまったようです。

実際に列車に乗務している運転士やアテンダント以外にも

こうやって支えている人がいるおかげで

列車が安全に運転できるんだなぁ。と改めて実感させられました。

車内には乗車記念スタンプがありました。

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(▲記念乗車証の裏面)

 

ほぼ中間地点となる能登中島駅に到着しました。

この駅では対向列車との待ち合わせを兼ねて暫く停車します。

その時間を活用して、こんな貴重な車両の見学ができます。次回に続きます。

 

 

次回、郵便車「オユ10」を見学します。